7月9日~13日の間、千代田区にある大手の金融系列の会社で企業実習を受けてきました。実習の内容は大量のコピーの依頼を請け負う印刷業務と各所の社員の方々の名刺を作成する名刺業務でした。実際にやってみると、印刷業務から名刺業務に切り替える「意識の切り替え」に苦労しました。なぜなら、前の作業の感覚が残り、それが後の作業に影響していたからです。
実習期間中、イレギュラーに遭遇しました。それは名刺の紙を10枚ずつ仕分ける作業で、私の向かいの席にいた着任直後の方がエラーを見つけ、「このエラーをどうすればよいのか」と私に尋ねてきました。その時、私は一部やり方を教えた後、自分が実習生の身であることを伝え、他の社員の方に確認することをお願いしました。最も私が苦手なイレギュラーをとっさに対処できたのです。あっさりと出来てしまったことに驚き、今でも信じられません。しばらくしてからそのことについて色々と振り返ってみると「ああ、ここでもまた、スタッフとして見間違えられたか」と想いにふけました。
実はごく普通の格好をしたにもかかわらず、私生活の行く所の先々の施設で、スタッフや職員とよく間違われる経験が何度もありました。例えば、初めて運転免許証を取得した日、運転免許センターに勤務する警察職員と間違われ、他にも定期的に通っている市営のジムでは何度も施設職員として勘違いされるなどということがありました。
「外見ではスタッフや職員として見られているのに、どうしてこんなに仕事探しに苦労をしているのだ!」と心の中で呟きました。
ペンネーム Chestnuts Rice paddy