9月6日、就労継続支援B型事業所へ見学に行ってきました。
部屋のスペースの関係や利用者さんの求める状況の違いからか、部屋全体が見通せるような空間となっており、アンドジョブの室内とは大きく違う印象を受けました。作業エリアとキッチンシンクや電子レンジ、冷蔵庫までもが一望出来る空間で、なかなか不思議な感覚です。
ですが、それら電子機器を使えるのは主にお昼休憩。作業時間中にお邪魔させて頂いた事もあり、皆さん私語を慎み、黙々と作業に取り組んでいました。スタッフさんへ質問している様子もありましたが、話が脱線して質問外の内容(ここまで行くと質問ではなく雑談ですね)に進んでしまうような事もなく、利用者さん、スタッフさん共に集中して作業に取り組む、そのサポートをする……という構図を保ち続けておりました。
作業内容も「販売する製品の製作」と、見知らぬ購入者様や、金銭の関わる作業でもある為か、利用者さんも一定の緊張感を持って作業しているように見受けられました。
「就労継続支援B型事業所」とは言いますが、精神性としてはむしろアンドジョブに近い、きっちりとした空間という印象です。
その一方で事業所内での交流会や、利用者さん主体の行事なども頻繁に企画されていらっしゃるようで、「締めるところでは締める、緩めるところでは緩める」と作業内外でメリハリが付いているように見受けられました。
見学の感想としては「B型事業所ってこんな空間なんだ」という感想を抱きました。他のB型事業所を知らない、という事も多分にありますが、想像していたよりもずっと静かで、それだけ利用者さんが集中して作業に取り組んでいたというのが印象的です。見学に向かい、スタッフの方からお話を聞いていた私の方が(見学の人がいて集中を切らしてしまわないかな?)と思ってしまう程でした。
今後B型事業所への移行も考えており、その一環としての見学でしたが、自分が求めている要素というのが多少具体的になっただけでなく、単純に「こういう事業所いいな」とも思わせてくれる事業所でした。実際に利用させて頂くかはまだわかりませんが、今後の指針としてとても役に立つ見学となったと思います。
E.O