日経ウーマン別冊 『なぜか好かれる人の話し方』
角が立たない伝え方はある ~自分の心と向き合うことが気持ちいい自己主張の第一歩
皆さんは自分の要望や気持ちを普段どのように伝えていますか?
私は上司とのコミュニケーションに悩んでいるので、自分の気持ちや要求が良く伝わり、人間関係もギクシャクせずに済むコミュニケーションの方法があると知ってこの記事に興味を持ちました。皆さんにもお役に立つと思いますのでご紹介します。
アサーティブネスは自分も相手も大切にしたコミュニケーションの仕方です。この考えをもとにした会話術をアサーティブジャパンの森田汐生さんが、紹介してくださっています。自己表現には以下の三つのタイプがあるそうです。
一つ目はオロロタイプ、二つ目はドッカンタイプ、三つめはネッチータイプです。
それぞれについて解説します。
一つ目のオロロタイプは嫌とは言えない受け身タイプです。周りに合わせてばかりいて嫌とは言えない職場のいい人です。ドッカンタイプは攻撃的に相手を責めるタイプです。三つ目のネッチータイプは嫌味のある態度や言葉を使って相手をチクリと刺すタイプです。皆さんはご自分がいったいどれに当てはまると思いますか?
それでは、三つのタイプの処方箋をご紹介したいと思います。
嫌とは言えないオロロタイプは自分の気持ちを抑えるストレスから体調を崩す人もいるので、まずは自分の気持ちに気づいてそれを言葉にして伝える習慣をつけると良いそうです。
溜まった感情を相手に一気にぶつけて破綻するドッカンタイプは、まず冷静になること。その上で感情を言葉にしてみると良いそうです。「カチンときた」「腹が立つ」と言った気持ちを感情に任せて爆発させてしまうと周囲との摩擦を生むので、そんな時は一旦、席を離れて休憩をとるなどの工夫も必要です。離席して冷静になり一人頭の中でつぶやいた上で、相手に伝えるかどうか、他の人に相談するか判断。話すなら相手を責めることなく、落ち着いた声のトーンで「○○の事で怒りを感じています」「悲しいです」など自分の素直な気持ちを相手に伝えると良いそうです。
最後は、嫌味な態度や言葉で相手に罪悪感を抱かせ、自分の思い通りに操作しようとするネッチータイプについて。表向きは冷静に見えても、心の中はとても攻撃的。そんなネッチータイプは自分の気持ちをシンプルに、誠実に伝える習慣をつけると良いそうです。心がモヤモヤしていたら、まず相手に話す。要望をダイレクトに表現するのが苦手なら「お忙しいところすみません…」「大変申し上げにくいのですが…」と枕詞を使うことで自分も話しやすくなるし相手も聞いてくださる。一石二鳥との事。不満な気持ちが大きくならないうちに、枕詞を使ってこまめに自分の気持ちを言葉にしていくと楽になるそうです。いかがでしたか?枕詞を使いながら、自分の気持ちを言語化してみることで自分も相手も大切にするコミュニケーションができ希望が持てると思います。あとは実践するのみ。私も通所訓練でたくさん練習していきたいと思います。
C.K.