12月23日、ドラッグストアの特例子会社に行ってきました。私を含めて利用者5名、スタッフ2名で見学しました。私は障がい者雇用している会社の実際の雰囲気を知りたいと思い参加しました。初めての企業見学でしたが皆と一緒ということもあり緊張はしませんでした。
今回見学した事業所では倉庫内作業で主に3つ事業に別れていて、白衣管理事業、備品出荷事業、ショーカード(値札)印刷業務のそれぞれを見学させていただきました。
白衣管理事業は、薬剤師が着る白衣を出荷する事業です。お店からの依頼に応じて発送するそうです。以前は洗濯やアイロンもしていたようですが今はビニール袋に入っている白衣を出荷するのみになっています。白衣の他に登録販売者が着るブルーの着衣や新入社員の着る紺の着衣もありました。
備品出荷事業では、お店からの注文を受け備品を出荷しています。お店が使う展示用の空箱や調剤薬局で使うお薬手帳、処方箋を印刷するインクなど様々な種類の備品をバーコードで管理して出荷しています。私は店舗に直接送るのかと思っていましたが、管轄している物流センターに送るそうです。札幌や都城、所沢や久喜、横浜、柏、山梨など馴染みのある地名が並んでいました。その他にも、お店と本部のメール便封筒をまとめている人もいました。繁忙期にはみんなで手伝うそうです。正確さと期限が求められているため、自分がどのように動くかが求められる仕事であることが分かりました。
ショーカード(値札)印刷業務は、お店の棚に貼る値札を作っていました。裁断機で紙を切っていく作業がこの中で一番難しい作業だそうです。裁断機は光を線に合わせ両手を機械に入れて押すと刃が降りてくる仕組みになっています。手の切断を防ぐため片手では刃が降りてこないようになっていて、実際に私たちも体験させていただきました。安全性を重視していていいなと思いました。その他にも印刷された店頭ポスターやPOP、掲示物などをラミネートする作業や、お店からの注文書を配達棚に分けていく作業も見学しました。仕分けの作業は物流区分ごとに色分けされていてひと目でどこに入れたらよいのか分かる工夫もされていました。障がい者が働きやすい環境を準備しているところが感心しました。
未経験の業務でも、やってみたいという意欲やや積極性を重視し、尊重しているところもいいなと思いました。成功体験を積み重ねることによって自信をつけていくそうです。
今後、お店に行ったら、特例子会社の方々が店頭ポスターや掲示物を作っていることを思い出したいと思いました。見学に行って良かったです。ありがとうございました。C.K.