5月19日(金)、企業見学として株式会社シンフォニア東武様の押上事業所に行ってきました。
シンフォニア東武様は東武鉄道の特例子会社で、この会社の特徴として自主練習が推奨されていることです。パートナーと呼ばれる知的障害の社員は9時15分の就業開始時間よりも早くに会社に来て、文字や押印、掃除の練習をして働くための技術を磨いています。
企業見学して驚いたところが二つあり、まず一つめは企業説明をしているときにパートナーさんがポスターを丸めて包装する作業がスピーディーに行われていたところです。駅に貼る大きなポスターを指差しや声を出して確認しながら1枚1分足らずできれいに完成させる光景はすごいと思いました。しかしこれは最初から出来たわけではなく、何度もやっていくうちに上達していったものだと説明を受けました。
もうひとつ驚いたところは押印作業をしているところを見学したときです。丸いシールが10個あるシートに押印するのですが、パートナーさんが手早くきれいに押印していて驚きました。これを見る前に押印の練習を体験しましたが、私の場合はきれいに押すのが精一杯でした。パートナーさんは朝に押印の練習できれいに速く出来る練習をされているんだなと思いました。
社内郵便の仕分業務では、宛先を読み合わせたり指差しチェックしたりしてミスが無いか確認していました。棚に入れる前に送り先を間違えないように何度も何度も復唱し、棚に入れたら指差して札を触りミスが無いか再度確認するなど、とにかく間違えないように徹底的にチェックされていました。
終礼の様子も見学させてもらいました。終礼ではパートナーが作業場に掲げてある目標が出来たかどうかを報告し、ミスしたことやアドバイスを受けたこと・ミスの改善点もこの場で発言していました。
この企業見学で学んだことは、入社したときに出来なかったこと・苦手だったことが自主練習や業務を積んでいくことにより出来るようになっていくということ、その喜びを味わうためにパートナーさんは頑張っているんだなと思えたことです。私もこれを踏まえて成長する喜びを求めて頑張っていけたらなと思いました。
P.N.Tukky