職場実習を終えて(第2回)

今回、クロスジョブ入所後2度目の職場実習を体験させていただきました。

この度実習をさせていただいたのは、軽印刷・事務系受託業務をメインの事業とし、新宿を拠点に全国に事業所を持つ大手の特例子会社でした。

今回も前回の職場実習と同様、3日間の事務補助という形で作業を体験させていただいたのですが作業内容は前回体験させていただいたものとは大きく異なるものでした。

今回体験させていただいた作業内容は3種類で、1つ目はシュレッダーで裁断する使用済みの封筒内に残留物がないかの確認、2つ目はこれから送付する封筒内に必要な書類を封入する作業、そして3つ目はPCを使用して名刺を作成する作業でした。

1つ目と2つ目の作業は単純作業だった為さほど難しくもなかったのですが、3つ目の名刺作成作業は私にとってかなりの難問でした。

普段何気なく使用している名刺ですが、いざ自ら作成するとなると色々な意味でのセンスを問われるため、この作業に慣れていないと名刺を1パターン完成させるためにもかなりの労力を要します。私は普段名刺作成を行っている現場の方々にフォローしてもらいなんとか完成までこぎつけたのですが、名刺全体のバランスを取るのにかなり苦労しました。

まず本人の名前や会社名、会社の住所、電話番号、携帯の電話番号、eメールアドレスなどを見やすく配置する必要があり、文字のフォントやサイズも考慮せねばなりません。また、渡した相手に自らの印象を残すためにイラストを挿入したりもするのですが、これもまたその種類や大きさ、配置する場所などを決めねばなりません。更にイラストを載せたらそこで完成ではなく、そのイラストに字体のフォントやサイズなどが合っているかを見直し、必要ならばまた再調整する必要があります。このように何度もトライ&エラーを繰り返してようやく完成となるため、あの小さな紙には製作者の苦労や苦悩の結晶であると感じました。そのため、私にとって今回の実習で最も印象に残ったのはこの名刺の作成作業であり、貴重な体験ができたと感じたのと同時に今後名刺を見る目が変わると思います。

今回の実習も私にとって大変有意義だったと感じました。

ご協力いただいた現場の方々に感謝致します。

ペンネーム KOU