平成最後の3月末、職場実習をさせて頂きました。あと少しで新しい年号に変わるという時期の実習は、春風の落ち着かない温度差もあってか、期待のような不安のようなものを強く覚えていました。
実習ではパソコン入力の作業をさせて頂きました。元々パソコン入力は得意なので、私も意気込みは勿論、多少は自信を持って取り組める状態でした。そして実際にパソコンでの作業を集中的に行うことで、自分が「こうした作業なら働ける!」という確信を抱くことができました。
新しく覚えること、周囲の人に質問することなどは多くありましたが、その分苦手としていたコミュニケーションの力が鍛えられたように思います。普段から「これは質問して大丈夫かな?」や、「いつ質問をすればいいのだろう?」など、人に聞く時についつい引っ込んでしまいがちな私でしたが、今回の実習では周囲の方々が優しく丁寧に応対して下さったことで、そんな心配から解放されました。
また、緊張にやられて調子が崩れやすい所が今までの大きな課題でした。今度こそ克服したいと思いながら、やはり最初の方は固くなってしまいました。ですが、柔らかい職場の雰囲気と穏やかな皆様に囲まれ、細やかに気にかけて頂いたことで、珍しくも初日から緊張が緩み始め、やがて固くならずに自然と実習先へ足が向かい、作業と自分の目標へ本腰を据えて向き合えるようになりました。
実習を終える頃には、「自分はこれだけ働けるのか」という前向きな実感を得られるようになっていました。それは自分だけでは感じられなかっただろうもので、実習先の皆様のおかげだと心から感じています。
今後も新たな課題や、未だ克服できていない問題に向き合うことがあると思います。その時にはこの実習で獲得したものを思い出し、挑んでいきたいです。
実習先の企業様、並びに社員の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
By Tsk