就職が決まりました

先日、しごと財団面接会経由の実習先の会社から内定を頂き、就職が決まりました。
ざっくりと、今までの流れをご紹介したいと思います。

クロスジョブに通所開始する前は、初めての障害者雇用での会社勤めをしておりました。
ある時、職場の環境やプライベートの状況が同時に破綻し、ストレスのためか拒食気味になり、どんどん痩せていきました。体重は減っていきますが、ストレスで服薬量は増えていきます。そのため、身体の中における薬の副作用がどんどん強くなり、それで前の会社を休職することになりました。
休職後は職場復帰を目指していたので、リハビリのために会社に所属しながらクロスジョブに通所し始めました。このような経緯で通所開始するのは、クロスジョブ東京では史上初のケースだったようです。
最初は体調を立て直すことから始め、通所できるようになってからいろいろなプログラムに挑戦してみました。休職していた会社では事務のデータ管理の仕事をしていましたが、次第に、身体を動かす仕事のほうが向いているのでは、という話が出てきて、軽作業や事務所清掃のプログラムに取り組みました。
施設外の就労(物件清掃や書類仕分け、車清掃)プログラムにも挑戦し、気が付いたら僕は入所時には想像もしていなかったほど、身体の状態が改善されていました。
1人目の担当のスタッフの方が栄養学に長けていたので、そのアドバイスがかなり効いていた、というのもあります。
元気になってから、休職していた会社は、結局退職することになりました。それからは、「清掃業メインで仕事探すぞ!」と意気込んで、まずしごと財団の面接会に参加してみました。職場実習や、その後に雇用に結びつく可能性のある企業も参加するというこの面接会。2社受けて、後に面接をしたほうの会社で実習をすることになり、その後内定が決まりました。とある特例子会社の、清掃業の正社員です。
上述のように、僕は就職活動よりも、自分の健康を立て直し、維持することに一番苦労し、一番努力しました。

入社を決めた理由は、職場の雰囲気や人間関係、そしてコミュニケーションがとても大切にされている点です。クロスジョブでも、色々な利用者さんと話をしてみることをなんとなく意識していたのですが、それがやっぱり大事なことだったのだなと、後で改めて思いました。コミュニケーションを普段からとっていたためか、実習中にも一緒に仕事をする方と話したりするのにあまりためらわなかった気がしますし、そういうコミュニケーションを実習中に見られていたという節もあります。
たくさんのプログラムや経験、サポートを与えてくれたクロスジョブや、スタッフの皆様、そして、たくさん話をしてくれたすべての利用者の皆様に、深く感謝しております。
年明けから勤務が始まります。目標は、前の会社で失敗したことを無駄にせず、長く働くことです。
皆様、本当にありがとうございました。

T・M