10月13日、同法人内の就労継続支援B型事業所プレワークに実習に行ってきました。
午前、午後の作業前にはミーティングがあり、当日の作業については、自己選択制となっていました。
ただし、納期や対象人数などの関係上必ず選択した作業に進めるわけではありませんが、この時に生じる良い意味での自己主張や譲り合いも社会に出てから想定される場面として活かされてくるのではないかと感じました。あとでスタッフの方にどうしても決まらない時は個別で話をしたり、じゃんけんで決めたりとフォローする場合もありますと教えて頂きました。
ミーティング後は各々自分の持ち場へ移動。手際よく作業に取り掛かられていました。
私は午前「DM封入」、午後「パソコン」の作業にはいったのですが、ご利用者様が作業工程や注意点を丁寧に説明してくださり、質問に対しても優しくわかりやすく教えてくれたので、安心して作業を進めることができました。
実習中ただただ一緒に作業を行なっていたのですが、あるご利用者様の働き方について
「長時間働く、集中力を切らさず安定して作業をしていくためには自分はどうすべきか」という課題をご利用者様と一緒に取り組んでいることをお聞きしました。
「頑張り過ぎて不安定な働き方になるよりも、自分のペースを掴み、そのペースを維持し安定して作業を進められることが作業効率や職場定着に繋がるからね」とご本人に問いかけると頷いておられました。
ご利用者様自身も自分を認め、またサポートする側もご本人にとって何が大切で、どうすれば希望やこれからに繋げていけるかを一緒に考え進めていく過程は本当に大事なんだなと、改めて実感しました。
クロスジョブとはまた違う作業内容・支援・雰囲気でしたが、ご利用者様にとって大切な居場所であることは間違いなく、関わるスタッフの向き合い方も学ばせていただき、良い刺激を頂きました。
たった1日、されど1日。
有意義な1日を過ごさせていただいたこと、心より感謝致します。
プレワークのみなさま、本当にありがとうございました。
山根