ぽっぽ町田にて

町田にありますぽっぽ町田で行われました就労研修プログラムに参加しました。そこで就職活動についての様々な講義を受講しました。

その中で、第3日目にありました「ビジネスマナーの心と実践」の講義が最終日なためなのか印象的でした。

なぜ、印象的なのかと聞かれますと、この講義を受けてビジネスマナーについての考え方が深く変わったからと答えます。

私にとってビジネスマナーというのは知っていればできる「知識」に過ぎませんでしたが、この講義を受けて「ビジネスマナーは技術である」と認識を改めました。

例えば、頭を下げるだけの、誰でも簡単にできるはずの「おじぎ」を取った場合としても「ビジネスマナーにおける正しいおじぎ」をするときの注意点を羅列しますと

 

「かかとをつけてつま先をわずかに開いて立つ・背筋を一直線に伸ばし、あごを引いて胸を張る・あいさつの言葉をはっきり述べてから、お辞儀する、上体を前に傾け、頭と背中のラインを一直線にする・両手は男性の場合はズボンの横の線にあて、女性は体の前で左手を上にする・頭だけをちょこんと下げたり、顎を突き出さないように注意する・体を傾けたら、そこでいったん止めて2拍くらいの間をおく・体を起こすときには、倒すときよりもゆっくり起こす・体を起こして相手の目を見る」

 

など口で説明するだけで面倒さを感じるほど多くの注意点があります。これだけ多くの注意点を守りながらおじぎをするというのは楽な動作ではないと思います。

「ビジネスマナーにおける言葉遣い」もそうです。「只今よろしいでしょうか」「いらっしゃいませ」「只今戻りました」などの正しい言葉遣いは知っていたとしてもいざそれを言う時になると「なぜか言葉が詰まって言えない」ということは意外とあります。

ビジネスマナーを「知っているけどなぜか実行できない」という理由は「慣れてないから」とこの講義では語っていました。個人的な考えですので大袈裟な例えになるかもしれませんが野球で例えますと

野球がうまくなりたい場合、正しいバットのスイングを動画と説明の文章を見て暗記したとしても正しいバットのスイングができるという人は多くはいません。多くの人は「素振りなどでバットを振る練習をしてバットを振ることに慣れる」ということがまず必要です。

それと同様にビジネスマナーがしっかりとできるようになるためにはビジネスマナーを使うことに慣れるための訓練・練習が必要だと今の私は思います。